痺れ
igaiga-99
手足のしびれ感は、脊髄の病気や坐骨神経痛で発生します。脊髄や末梢神経が傷ついて起きる現象です。肩こりや頚肩腕症候群、肘の腱鞘炎、下肢の筋肉痛などでも一時的にしびれ感を感じることがありますが、それらは様子を見てもよいでしょう。
糖尿病やビタミン欠乏症、遺伝性感覚欠損、閉塞性動脈硬化症(歩行すると足がしびれる)などのしびれ感は内科的治療が必要です。一方、頚椎症、後縦靱帯骨化症、脊髄腫瘍、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症では、脊髄や坐骨神経が圧迫されてしびれ感や感覚障害が発生するため、脊椎脊髄病専門医による診断と治療が必要です。また、肘や手関節部で神経が痛む場合(紋扼性神経症)は上肢疾患専門医の診察が必要です。
以下の症状がみられる場合は早めの受診を検討してください:
- しびれが徐々に強くなる場合
- しびれの範囲が広がる場合
- 腰痛や首の痛みを伴う場合
- 下肢や上肢に痛みや感覚異常を伴う場合
これらの症状がある場合は、特別な疾患の可能性があるため、早めに専門医の診察を受けることをお勧めします。当院では、しびれの原因を的確に診断し、最適な治療を提供していますので、気になる症状があればご相談ください。